スポーツと英語の密接な関係|株式会社プランB - 高いだけでも安いだけでもない留学 -

スポーツと英語の密接な関係

2017年4月18日

コラム:スポーツと英語の密接な関係

プランBはもともと大学・高校などへの進学や語学留学、ワーキングホリデーなど留学全般を取り扱うエージェントであったのですが、IMGアカデミーとのお付き合いをきっかけにスポーツ色の強いエージェントへとなってきました。私自身も小学生の頃から空手、ラグビー、野球とそれぞれ真剣にやってきたのでもちろんスポーツは苦手ではないですし、したがってこれは歓迎すべき状況なのですが。

そのスポーツの、特にジュニアの留学をやってきて思うのですが、ハイレベルなスポーツ選手を目指す人ほど可能な限り早い時期から英語を習得すべきだと強く思います。理由は色々あるのですが、まず挙げられるのはテニスのように日本のレベルが世界に追いて行かれてしまっている場合やはり高いところを目指すには世界と戦う必要があります。技術的には日本にも優秀なコーチもたくさんいらっしゃって、素晴らしい設備もあるのでしょうが世界から人が集まりません。同じ年代の強烈なライバルをなかなか見る機会がないのです。勝てるかどうかは別としてそういったライバルを見ることで大きく触発されさらにレベルアップ、トレーニングのペースアップをはかることができると思います。もちろん見るだけなら英語力は関係ありませんが話すことによりその考え方など深いレベルで知れてよりその触発の度合いは高くなるでしょう。

また野球やサッカーのようなチームスポーツでは特にチームメイトとのコミュニケーションが大事になります。特にサッカーなどはそれなしに簡単にパスが回ってくるとは思えません。ボールに触れることができなければタレントが集まるようなチームではすぐに埋もれてしまうでしょう。最近ではスペインに渡った柴崎選手の例が非常に興味深いです。極めてスキルの高い選手でありながらプレー以前に環境に溶け込むことに苦労し大きく出遅れました。プレッシャーなどが直接的な原因かもしれませんが、(スペイン語はもちろん)英語が堪能であればチームメイトや(日本人だけでなく)より多くのスタッフやローカルの人とのコミュニケーションができ、気持ちに余裕も出てそれを緩和することができたのではないかと強く思います。そう考えるとコミュニケーション、特にスペイン語やフランス語、イタリア語など5ヶ国語も6ヶ国語も流暢に話せる人は別としてやはり英語の重要度は高いのではないでしょうか。

逆にその英語を学ぶ上でもスポーツは非常に役に立つツールとなります。海外で生活されていない方が思う以上に現地で信頼できる仲間や友達を作るのは大変な作業で時間も掛かるのですが、スポーツを通してであれば非常に短時間で周囲との距離を縮められ、信頼関係も築けます。実際うちからIMGアカデミーに「高校留学」をしている学生は「もし僕が野球をやってなかったらここの皆とこんなに仲良くなれていないと思います」と話していました。もちろん彼自身の努力も大きかったのだと思いますがそれが大きく役に立ったのは間違いないことです。

「いつ留学するのがいいですか?」とよく聞かれますが、基本的には早い方がいいと思います。大学生より高校生、高校生より中学生という具合に。ただ「留学」と言っても色々な留学があって、必ずしも現地の学校に進学する必要はないのです。まず夏休みなどを使って1週間、2週間と短期で行ってみて、海外がどんなところなのか、日本を離れるということがどんなことなのか、あるいは海外の選手とプレーすることがどれほどの刺激になるのかetcを肌で体験することが大事だと思います。そのなかで英語をあくまで「目的」でも「学問」でもなくコミュニケーションの「手段」として必要にかられて使うことでその本当の価値や楽しさや不便さが経験として分かります。そしてかつて幸運にも中学生の私がそうであったようにその一瞬の経験から英語に魅了され、結果として得意科目になるのです。ただ意識の中ではあくまで科目はなく、自分の楽しみのためのツールです。

残念ながら私の場合それほどスポーツの才能がなかったようですが、才能のあるジュニアの子たちがそういった環境を与えられた時にそれが化学反応を起こし将来の日本を代表する選手になるかも知れません。もちろんそこには運も必要になるのでしょう。でもこちらでコントロールできる部分はコントロールして、少しでも(いや、かなり変わると思います)可能性を広げてあげることはできるのではないでしょうか?

「でもそれでプロになれなかったら?」プロだけが人生ではありません。英語が堪能なだけで大きなアドバンテージだということは誰もが認めることでしょう。それに加えて行動力や自主性、自立心や向上心も鍛えられるでしょう。IMGアカデミーやラファナダルアカデミーがいい例ですが、実はプロになることが至上命題ではありません。そのようなエリート教育機関は一か八かのスポーツバカを育てるところではなく、人間力を高めつつ高い教養も得て卒業生の98%が大学進学を果たしています。そういったところも含め、日本を飛び出て多くのジュニアがはじめて気づくところは多々あると思います。その後の人生に影響を与え続ける経験になるとしたら、やはり私は短期であっても留学がその投資に値するものだと思います。