可能性は無限 - トビタテ!留学JAPAN 2期生|IMGアカデミー体験談

可能性は無限 - トビタテ!留学JAPAN 2期生

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私はサッカーを始めて10年目になる。今回「トビタテ留学」の2期生に選ばれ、奨学金をいただきプランBを通してIMGのサッカーキャンプに3週間参加する機会に恵まれた。トビタテ留学の選考では、「私のサッカー人生すごろく」や「フラッシュ紙芝居」などを利用し、どれだけサッカーが好きなのか、上手くなりたいのか、強くなりたいのかをアピールした。「トビタテ留学」を背負ったことで、より緊張感を持って3週間のキャンプに取り組むことができた。

IMGでは、午前午後に2時間ずつフィールドでのサッカーの練習があり、室内では戦術の授業やメンタルトレーニングを受け、日本とは違うアプローチでサッカーに取り組むことができた。練習後はアウトレットやモールに行くなどのアクティビティがあり、他競技で参加している仲間と交流を深める機会ももてた。

日本での自分の課題を克服するために練習前や練習後にグラウンドに行って自主練もした。テニスはマイラケット&ボールを持参しているため、簡単に自主練ができる。しかし、サッカーボールは大きいため私はボールを持参していなかった。グラウンドに行っても自主練ができず、勝手の違いに戸惑った。コーチに話をしたら、わざわざボールを出してもらえて広いグランドに1人でボールを蹴ることができた。日本では想像できないと思うが、寮からグラウンドまでは同じ敷地内なのに歩くと15分かかるほど遠く、トラムも通っているほどだ。コーチにとって、倉庫の鍵をあけてボールを出す、というのは、『わざわざ』という作業なのだ。

アメリカ、スペインやフランス、エクアドルやコロンビア、中国や韓国など様々な国から来た仲間たちと一緒にプレーをして、サッカーでのコミュニケーションをとることができた。点を取ったら一緒に喜び、いいプレーを褒め合ったときは何とも誇らしく嬉しかった。外国の選手は日本人とは違う勢いがあって面と向かうと恐怖を感じることが多々あったが、日本人の強さである粘り強さでは負けていないと思えた。

全体を通して一番感じたのは、もっと早い年代から海外へ目を向けていればよかったということだ。今回、初めて寮生活を体験して、スポーツに本気で取り組む仲間に出逢い、広い施設を最大限に利用して、と日本ではできない体験ができた。可能性は無限だと感じた。今まで海外に興味を持たず、英語が大事なツールだとイメージして本気で勉強してこなかった自分を激しく後悔した。

今回私が仲良くなった外国人は日本が好きで、日本の話に興味を持ってくれた。日本のお菓子や工芸品のプレゼントを喜んでくれた。今まで自分から話かけることが苦手だったが、それも少し克服できた気がする。日本人以外とルームメイトになり一緒に過ごしたことで海外の文化を実感すると同時に日本の文化の素晴らしさも再認識することができた。最後の週に怪我をしてしまったのだが、サッカーのコーチではなくトレーナーコーチの対応(両親に毎日様子を知らせてくれて、日々のチェックなど細かくしてくれた)も素晴らしくて感動した。

グラウンドや施設が整っていて自然が多く、空気がきれいで動物が歩いていたりして驚きの日々だった。アスリート施設ならではの食事に期待を膨らませていたが、意外にもジャンクでそれも驚きだった。食べることにそれほどこだわりのない私もさすがに日本食が恋しくなった。総じて言えば、真剣に大好きなサッカーと向き合うことができた夢のような三週間だった。たくさんの素敵な人に出会い、優しさに触れることができた。その仲間たちとこの夏に再会を約束している。スポーツを通じてできた友人はこれからの自分の財産にもなるはずだ。関わってくださったすべての人に感謝して、学んだことをこれからの自分に活かしていきたい。

藤田椰也子