この一年DEANで学んだ最も重要な事は自己管理の重要性

この一年DEANで学んだ最も重要な事は自己管理の重要性

アメリカ語学留学:この一年DEANで学んだ最も重要な事は自己管理の重要性

2019年1月、アメリカ、DEAN Collegeでの留学生活が始まった。アメリカに行こうと思った大きな理由の一つが年齢である。日本では伝統的に新卒採用が一般的であり、当時の自分は既に23歳であった為、年齢に対して比較的寛容なアメリカでの将来の方が想像しやすかった。また、グローバル化が進む中、昭和の時代とは異なり停滞している日本経済に対しての漠然とした不安もあった。初めてアメリカに渡った時には右も左も分からない状態で言葉もほとんど話せなかった。故に、今振り返ると回り道をしてしまった事もあった。今回はこれから留学する皆さんに個人的な経験と感想や、当時の自分が知っていれば良かったと思う事を記しておこうと思う。

 まず始めに、DEANでの勉強の難易度は想像していたよりも低かった。中学から成人を過ぎるまで一切勉強をしてこなかった自分がそう感じたので、日本で一般的な教育を受けた人にとっては、比較的容易に感じられるだろう。しかし、当然の事ながら授業は全て英語で行われるので始めは英語を理解するのにとても苦労した。これに対してはやはり地道に授業でやった内容を復習したり、分からない事があれば教授に聞きに行ったりしていた。教授達は協力的な方々がほとんどなので快く質問に答えてくれた。最初の学期が終わればこうした事にも慣れていき、それ以降あまり勉強で苦労する事はなかった。後は、授業に参加する、宿題を期限内に出す、試験対策をする、などの基本的な事を心掛ければ誰でも好成績を出す事は可能である。ところが、周りにはこうした事が出来ない生徒もいて、結果的にそれは最終的な編入先の選択肢に繋がったと思われる。

 また、一学期目は周りとコミュニケーションを取る事にも少なからず苦労した。やはり周りの生徒は自分よりも皆若く、中には8歳も年下の生徒もいた。そういった中、始めの頃はプライドが邪魔をし、上手くコミュニケーションが取れない事もあったが、英語というのは実際話さなければ身につかないのでなるべくそういった感情を抑えるように心掛けた。もちろん全員と話が合った訳ではないが、日常的な関わりの中で学んだ事や中にはとても尊敬できる生徒もいて、自分の固定観念を反省する事も多々あった。また、周りの生徒を見ていてやはり同国出身者で固まっている事が散見された。それは悪い事ではないが、英語を学ぶという観点においてはあまり効率の良い方法ではないだろう。しかし、実際英語の習熟度がまだ低い場合、現地の生徒達と対等に会話する事は困難なので他のアジアの国からの留学生達と積極的に会話する事が良い英語の練習になるであろう。特に香港からの留学生達はフレンドリーな生徒が多かった。

 他大学に編入するにあたって、留意しておくべき点がいくつかある。まず一番重要なのはTOEFLやIELTSなどの英語能力試験に向けて早めに準備する事だろう。自分の場合は志望校の願書の締め切りをその一ヶ月半前まで確認しておらず、期限を知った時には最寄りの街で受けられる試験が満員だった為、その一週間後に2泊3日でニューヨークまでIELTSを受けにいった。幸い必要スコアを出す事は出来たが、試験対策が一週間しか出来ず、その際にもし必要スコアが出ていなければ志望校に願書を出す事すら出来なかった。また、周りにも何度も試験を受けたり、期限に間に合わず願書の出せる大学が限られたりしまっていた生徒もいた。故に留学当初からこの事については考えておくべきである。

 そして、次の大学での専攻も少なくとも二学期目の終わりには決めておくべきであろう。専攻によって編入前に取っておかなければない必要科目が異なるので願書を出す際に必要科目が満たせず出せなかったという事もあった。どの大学のウェブサイトにも専攻ごとの必要事項が公開されているので、それに応じてどの科目をDEANで取るか決める必要がある。DEANにはGeneral Studiesという専攻があり比較的フレキシブルなプログラムになっている。この専攻ではどの分野からでも自由に授業を選択出来るので始めは様々な分野から授業を選択し、徐々に絞っていくという方法がまだ何を専攻したいか分からない生徒には勧められるだろう。自分も始めはビジネス専攻であったが、二学期目からこちらに変更した。

 ここまで長くなってしまったが、この一年DEANで学んだ最も重要な事は自己管理の重要性である。日本にいる時には周りの大人が助言してくれたり、あるいは決断を代わりにしてくれたりする事もあるだろう。しかし海外に行くと自分で考え、行動し、決断する事が必要不可欠になる。言い換えると、留学中に何もしないで過ごすか、活動的に過ごすかは自己責任なのである。どのような選択が良いかは個人によって変わるが、周りの生徒達の中には初めて会った時には高い目標を掲げていたのにも関わらず、時間と共に目標がどんどん下がっていった者もいた。そういった中で自分が感じた事は自己管理が出来ないが故に人生の選択肢が狭まってしまう事は非常に残念であるという事である。また、この一年を通して学問に対して遅れを取ってしまっていたが故に失っていた自信をつける事が出来たと思う。もちろん、まだまだ学ばなければならない事が山のようにある事は承知しているが、少なくとも一年前の右も左も分からない状態からは脱する事が出来たように感じる。もし初めから勉強の難易度の高い大学に通っていたら、途中で挫折していたかもしれないし、DEANのような小規模でアットホームな環境は特に勉強に自信の無い人が自信をつける為にも適していると感じた。

 最後に、これからはカナダに拠点を移し現地での就職と永住権の取得を目標にしていく所存である。これから留学する皆さんも是非留学を通して様々な事を学び、人生を最大限謳歌していける事を願う。

2020年5月21日

井村哲也

お問い合せ・
カウンセリング予約は
こちらから