イギリス大学留学

英国は古くから著名な思想家、革新者、芸術家を数多く輩出してきた歴史があります。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学をはじめとする世界最高峰の大学も多くあり、イギリスは世界中の人々に素晴らしい学生生活を提供しています。

高等教育制度

英国の教育制度では、自分で考えることを奨励しており、教育期間中に貴重な批判的思考や研究能力を身につけることができます。講義、セミナー、評価、実地体験など、様々な教授法を通じて学びます。英国の大学では自己学習が重要な位置を占めており、ジャーナルやオンライン資料が充実した図書館や、世界トップクラスの学者が在籍し教えているなど、自己学習をサポートする設備も充実しています。

どのような仕組み？

英国の高等教育制度に入学するためには、いくつかの中等教育での資格が必要です。英国では通常、大学に入学するためには、5つ以上のGCSE（グレードC以上）、3つ以上のAレベル、またはBTECやディプロマ資格が必要とされています。

英国の学位は、専攻する学問によって長さが異なります。学部生であれば、3年または4年のコースに入学することになりますが、選択した学位に1年間の実務経験が含まれているかどうかで異なります。医学や歯学のような職業科目では、通常5年以下の長期コースが必要となる場合もあります。大学院のコース期間はさらに異なりますが、修士課程を修了するには通常1～2年のフルタイム学習が必要です。

日本の高校を卒業した場合、その教育システムの違いもあり学位取得準備コース（ファウンデーションイヤーなどと呼ばれます）が必要となります。このコースでは、学位取得に必要な英語力に加え学問的知識や学習スキルを総合的に身につけることができます。進路コースの期間は通常約9ヶ月ですが、あなたの英語のレベルや高校での成績、入学時期などによっても異なります。進路コースを無事修了した後は、学んだコースに応じて、大学の学位プログラムの1年目または2年目にそのまま進むことができます。またディプロマと呼ばれるコースを取ることにより飛び級も可能になる場合があります。

英国の多くの大学は、研究型大学と呼ばれています。これらは、講義や自主学習による理論的な学習に重点を置いた学術機関です。英国には研究レベルの高さが評価される大学が多く、大学ランキングの上位を占めるリーグテーブルでは、研究がランキングの要因として用いられています。研究によって、学生は自分の専門分野の新たな展開を随時研究することができ、その分野の最前線で活躍する卒業生を輩出することができます。

全ての科目の学位プログラムを見つけることができます。英国の学部課程、すなわち「学士号」の一般的な期間は3～4年ですが、医学など特定の分野の学位は修了までにもっと長い期間がかかります。修士号は通常1～2年で、その他の大学院資格は、専攻する分野によって期間が異なります。

英国の学位の多くは、講義や授業による学習に加え、実践的な経験を積むことができます。これにより、学生は教室で学んだことを基礎とし、将来のキャリアを体験することができます。履修するコースによっては、研究室やスタジオで、あるいはコンピューターや医療機器を使って仕事をする機会があるかもしれません。英国の大学は、学生に最高の学習機会を提供するため、施設に多額の投資を行っています。これには、感動的な講義室、最高の技術設備、スポーツ施設、設備の整った学習スペースなどが含まれます。

英国での学習は、将来のための準備にほかなりません。学業での成功に重点を置くだけでなく、英国の大学の多くは職場体験を提供しており、学生が利用できる様々なキャリア・サービスを用意しています。これには、専門のキャリア・アドバイザー、履歴書や職務経歴書の書き方に関するアドバイス、産業界とのつながり、求人情報サイトなどがあります。

英国の大学を卒業する留学生を対象とした2年間の就学後就労ビザである新しいGraduate Immigration Routeを利用して英国でのキャリアをスタートさせましょう。有効な学生ビザがあれば、卒業後最長2年間働くことができます。進路プログラムを学び、英国での就労への第一歩を踏み出しましょう。